聖ホセマリアの教え 「天と地をつなぐ」 -信仰と理性は私の中で一つになる-

1789年(イナワクすぶる)に始まったフランス革命は、正義、自由、博愛のための闘いと考えられていますが、実際はカトリック教会に反対する運動でした。それ以降、信仰は理性と相入れない矛盾するもの、宗教と科学は対立するという構図が出来上がってしまいました。本当は、宗教と科学は互いに助け合い補完する関係で社会を築き、信仰と理性は協力して人間を完成させる役割があります。どちらか一方では不安定で未熟なままです。これを調和させるのが現代社会の課題です。そこで大いに貢献したのがオプス・デイ創立者の聖ホセマリア・エスクリバー神父です。

それまでは、信仰生活と言えば、祈ることばかり、信心業をすることだけが大切にされ、現実的な努力が軽視されていました。また素朴な信者は、仕事や経済や政治という信仰以外の分野でさえ教会の指導に頼っていました。そのため、インテリ層の人々から信仰は軽視されていました。「努力しない人が頼るのが信仰であり、宗教だ」と思えたのです。今でも、この偏見はあります。聖ホセマリアは、そこに風穴を開けました。

何でも教会に頼る態度を改め、社会人としての自覚と責任を明らかにして、教会の限界と社会の自律をはっきりさせました。イエスは「神の物は神へ、皇帝の物は皇帝へ返せ」と教えています。天と地を混同してはいけません。社会と教会、信仰と学問、それぞれの責任をはっきりさせました。その上で、信心深さが日常生活と仕事の中で隣人愛として具体的な行為に表われるべきだと教えたのです。勉強するのは自分の責任。その成果を人々のために役立てるのは、神を信じ人々を信じる心なのです。どちらが欠けても人間として失格です。

聖ホセマリアは、司祭になってからマドリード大学で法学を学び博士号を取得しました。その頃、優秀な大学生に対して信仰指導を始めました。そこで出会ったのが、最初の後継者になる福者アルバロ・ポルティーリョでした。文学博士と工学博士、二つの課程を同時に習得している優秀な信心深い学生でした。スペイン内戦が終わってからは女子大学生の指導も始まりました。その中にグアダルーペ・オルティス・ランダースリ女史もいました。化学を専攻していました。今年、5月18日マドリードで列福された人です。よく勉強したから聖人になったのではありません。神を愛し、学んだことを活かして人々のために尽くしたからです。信仰と学問が彼女の中で一つになったからです。みなさんも、よく学び、よく祈り、聖なる人生を歩んでください!アーメン。■2019/06/21 

この記事へのコメント

toma-san
2019年07月05日 17:34
ブログがリニューアルされて操作が分からなくなり、更新できません。ただいま勉強中です!
2019年07月18日 09:48
おはようございます。

プロテスタントのわたしが言うのも変?ですが、まだかなぁ、まだかなぁって、みんな待ってます。

再開は、サヴァティカルの前までには出来ますように。

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