雨ニモ負ケズ・・・
斎藤宗次郎の生き方 (2001年7月8日ABCラジオ「信仰の時間」で放送)
あけましておめでとうございます。まず、一人のキリスト信者を紹介したいと思います。
1877年に、岩手県の花巻市に生まれた斎藤宗次郎という方です。15歳で養子に出され、その後、苦労して小学校の先生となりました。当時の日本に大きな影響を与えた内村鑑三の著作に出会って、聖書を読み始めました。
1900年の12月、23歳の時に洗礼を受けて、信者となりました。花巻市で第一号のキリスト信者です。洗礼式は、街の中を流れる川の川原で、雪の積もった寒い朝の6時に行われました。好奇心からたくさんの人がやってきて、橋の上は見物人でいっぱいになったそうです。
当時、キリスト教は、まだ、耶蘇(やそ)と言われている時代で、国賊扱いでした。親からは、勘当され、生家に入る事も禁じられ、子供から石を投げられ、町の者からのけ者にされるといった辛い目に合いました。それだけに留まらず、中傷が相次いで、小学校の教員も辞めざるを得なくなりました。
さらに、悪い事には、長女の愛子ちゃんが、「耶蘇(やそ)の子」と言われ、友達から腹を蹴られ、腹膜炎を起こして、数日後に9歳で亡くなってしまいました。(つづく)
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