勝ち組み、負け組み
ひとりの大学生が相談に来ました。
「友人に言いたいことが言えない。言うと喧嘩になってしまう。かといって、言い返さないと、自分が負けたみたいで、弱い自分が嫌になってしまう。どうすればいいですか?」
大げさな言い方をすれば、相手を征服するか、相手に支配されるか、どちらがいいですか?という質問です。実は、この「勝つか、負けるか」という考え方自体が間違っていると思います。
社会には弱者といわれる人々がいます。自分の思い通りに出来ずに、仕方無しに人の言いなりになっている人です。悲しさ、敗北感を内に秘めて、孤独です。逆に、勝者といわれる人々がいます。相手を蹴落として競争に勝って権力を手に入れた人です。
しかし、こころは「いつ、自分に取って代わる強い人が出て来ないか」と不安です。勝っても、負けても、心は孤独で不安です。現代人は、誰もが自分のことで精一杯、自分で自分のことを心配しないと誰も守ってくれない、と考えています。そして、自己中心の生き方を余儀なくされているみたいです。
人生とは、人と競争して「勝ち、負け」を決めるものではなく、別の考え方があるはずです。■
(つづく)
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