英雄的瞬間
「ポスムス」(できます!)と並んで教室に掲げてある言葉が「英雄的瞬間」です。
聞き馴れないこの言葉は、聖ホセマリア・エスクリバーの教えに由来します。『英雄的瞬間。さあ、飛び起きる時刻だ。ぐずぐずせずに、祈りながら起き上がれ。英雄的瞬間は、体を弱めることなく、意志を強くする犠牲である』(『道』206)とあります。
子供たちには「朝の英雄的瞬間」を頑張るという言い方で励ましています。さらに学習・生活の指導にも広げても使えます。『英雄的瞬間』とは、「その瞬間にやるべきことを、英雄的にさっと実行に移す」ということです。言葉にすると簡単ですが実行は難しいものです。やってみれば良く分かります。それだけに、小さい頃からこの習慣を身に付ければ、長い将来にわたってきっと役に立つでしょう。
時間厳守の戦いは自己に打ち勝つ戦いでもあります。「最初の瞬間から自己にうちかちなさい。決めた時刻に起床し、一分たりとも怠惰に負けてはならない」と聖ホセマリアが励まします。「起床」の部分を「勉強、ゲーム、テレビ、パソコン、就寝、など」に換えれば様々な場面で使えます。「あとで」「明日・・・」これは禁句です。「今日、今、やります!」この精神です。
素晴らしい理想であればあるほど、それに到達するためにはいっそうの努力と根気が必要です。毎日の生活の中で、教師・親・子供がひとつになって励まし合いながら、この『英雄的瞬間』を少しずつ身に付けていきたいものです。■
*2007年11月「たけうま」シリーズ建学の精神③
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