父の厳しさ
「厳しさ=しかること」では、ありません。
「して見せて、やらせてみせて、褒めてやらねば人は動かじ!」
山本五十六の有名な言葉ですね。子育てにもそのまま当てはまります。しつけの厳しさといえば、子どもにおもねらず、言うことを聞かないときは強い態度で臨んだりしかったりすることだと親の多くは思うでしょう。でも、それは誤解です。厳しさのポイントは「継続性」「一貫性」「身を持って示す」の3点です。
継続性とは、いったん決め、約束したことを「親が忘れずに褒め続ける」ことです。家の手伝いなど、親自身が決めたことを忘れていて、しばらく経ってからしかるというのでは、子どもの信頼を失います。そうならないために、子どもだけでなく、親自身も決めたことをしっかり見届ける必要があるでしょう。見届け表を作って、目標として決めた勉強や家の仕事の手伝いなどができたかどうか、子どもを褒めたかどうか、スキンシップをしたかどうかなどを毎日、確認でするのは親の反省のために役に立ちます。
次に一貫性とは、親の感情や都合によって子どもへの対応を変えないことです。子どもが同じことをしても、機嫌がいいときは怒らず、イライラしていると怒るのでは、子どもは判断の基準を失って混乱します。そして、身を持って示すとは、親が言っていることとやっていることを一致させるということです。「人の悪口を言ってはいけない」と子どもに言いながら、自分では上司の悪口を言うようでは、子どもは親を信頼しません。■(このシリーズ完)
*親野智可等氏「父親のための親力養成塾」参照
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