馬小屋のロバになって


中学一年の研修合宿でポーランドに伝わるクリスマスのお話をしました。

神の子、救い主イエスが生まれました。お祝いをしようと、天使は動物たちを招待することにしました。まず、ライオンに声をかけました。すると、鋭い爪と牙を見せながら言いました。「邪魔者がいたら、俺がやっつけてやりましょう!」天使は困った顔をして答えました。「暴力はいけません・・・」続いてキツネさんに頼みました。「わたしがお祝いに行きましょう。そして、村に行って卵やニワトリを盗ってきてイエスさまに差し上げましょう!」「いえ、いえ、盗みはダメですよ!」と天使は慌てて止めました。そして、そっと招待リストを開いて、どちらにも「×」を付けました。

いよいよ最後、クジャクさんの番です。「イエスさまのお側に行ってくれませんか?」すると、自慢の羽を広げて「いいですよ。この羽根をお見せすると、きっと満足されるでしょう!」と自信満々で答えました。天使はため息をついで、言い聞かせました。「かみさまに自慢しても仕方ありませんよ。」そして「×」をつけました。もうリストに名前がありません。野原を見渡すと、昼寝をしているロバとウシさんがいました。天使はふたりを呼ぶことにしました。「馬小屋に行ってイエスさまのお側でお祝いをしませんか?」すると、ふたりは遠慮がちに言いました。「ぼくたちは何もできません。ただ側にいてじっと見守るだけなら出来ますよ!」天使はこの答えがとても気に入り、にっこりと微笑んで頷きました。

この後、みなさんもご存じのように、天使は野宿していた羊飼いに知らせました。素直で善意の人々でしたから、すぐに出発して探しました。東方の博士たちにも前もって、数ヶ月から一年前に星を輝かせて馬小屋まで導きました。東の国の王でありながら神に仕える心がありました。馬小屋には素直で善意の人、威張らない正直な人が集まったのです。

今日、天使が馬小屋にあなたを招いています。なんと答えますか?■
*2008/12/23文教スタディ・センター主催「中一クリスマス会」説教より抜粋

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